「三行で撃つ」
ダイレクトに脳に響くタイトルのこの本の存在を知ったのはムーブメントコーチ森下さんのツイッターでした(Twitterにとべるようにしたかったけど失敗)
ムーブメントコーチ森下さんのブログはこちら
ロボラガーのブログ
それにしても「三行で撃つ」
このタイトルむちゃくちゃかっこよくないですか?
シンプルで力強い
著者の近藤康太朗さんは作家のほかにも、評論家/百姓/猟師/私塾塾長といろいろな顔を持っているのでタイトルや文章の書き方のポイントに猟師としての表現が出てきます
直感でいいなと思う書籍はできるだけ本屋さんで購入するように心がけていますが、
タイトルでこの著書を手に取った私は完璧に狩られてます
気になる内容ですがライターとしての文章の書き方が主な内容ですが、文章の書き方を通してより善く生きるための方法を教えてくれています
またボクシングやトレーナー業のスキル向上に役立つ言葉もたくさんあります!!
今回のブログではその中から1つ紹介しようと思います
もくじ
ライターの道具箱
生まれも育ちも東京の著者は百姓をして最低限の食い扶持を抑えるために長野県のある地方へ。
ここで地元のお百姓さんに勝手に弟子入りし、師匠の仕事の流儀がライターとしての流儀に共感するところがあったそうです。
それは仕事道具の清掃や整理整頓にとても厳しいということ
ライターにとっての道具とは、なんでしょうか。言葉です。あたりまえです。その大切な道具である言葉を、きちんと道具箱にしまい、整頓し、磨き上げ、いつでも使えるように油を引いているライターは、しかし、そう多くはありません。~中略~言葉を使ったら使いっぱなし。放っておく。いずれ、言葉に仕返しされます。
また世界的作家スティーブン・キングの書からの引用で
家の網戸が壊れたとき叔父が修理に来てくれたのをスティーブン少年が手伝いについてきたときの話
叔父は30kg以上ある重い道具箱を持って修理に向かい、結局ドライバー一つで簡単に網戸の修理を終わらせました。
それを見ていたスティーブン少年は
「ドライバー一本で済むなら、なんでこんなに重くぎょうさんな道具箱を持ってきたのか?ズボンのポケットにドライバーを突っ込んでくらばいいだけじゃないか」
と納得がいかない様子
それに対して叔父の答えは
「道具はいつも、全部持っていた方がいい。そうしないと、思ってもいなかったことに出くわして弱ったりするんだ」
スティーブン・キングはこの時の体験から
「存分に力を発揮して文章を書くためには、自分で道具箱をこしらえて、それを運ぶ筋肉をきたえることである。」
と書いています
さらに続けて
「叔父の道具箱は三段だった。物書きの場合は、少なくとも四段はほしい」「よく使う道具は一番上の段にまとめる。何はともあれ、文章の主体は語彙である。語彙に関しては、遠慮なく手当たり次第に搔き集めて、何を恥じることもない」ともかいてある
ここで著者は
「いい道具=言葉を集める。整理整頓する。その道具を、いついかなる時でも持ち歩く。軽々と持ち歩ける筋力を鍛える」
とまとめています
ボクシングに置き換えると
道具箱の一段目が作家として基本となる「語彙」
ボクシングでは「パンチを打つ」「パンチから身を守る」「移動」が基本
まずは単発でしっかりと打てる、ジャブでも色々なバリエーションを搔き集める、ガードをしっかりあげる、目をそらさない、前後左右に移動できる、円を描くように動けるなど基本を身につけることが大切
道具箱の二段目は「文体」とあるので、ボクシングなら「コンビネーション」
パンチだけのコンビネーションだけでなくディフェンスや移動も合わせたコンビネーションも忘れずに
道具箱の三段目は「企画」
ボクシングで置き換えるなら「戦略」
相手を分析してどうやったら勝てるのか?前半はどうやって戦って後半はどうするなど作戦を練ること。
道具箱の四段目は「ナラティブ」
物語は有限だけどナラティブ(語り口)は無限
同じ物語でも話す人によって、まったく別のものになることがある
自分をどう表現するのかプロとして大事なところ
そして
この道具箱を軽々と持ち歩ける筋肉や持久力を備えていないといけない
ウエイトトレーニングをしたり走ったりして体力を向上させるのはこのためですね
いつでも・どんな時でも道具を使えるように日々整理整頓やメンテナンスするという意味で毎日シャドーボクシングで基本の確認をしてパンチ・ディフェンス・移動を磨くことが大切です
ただ何となくパンチを出すのではなく道具を磨くように、より研ぎ澄ましていくようにする意識を持つことが差をつけます
皆さんもトレーナーから「基本が大事」と口酸っぱく言われてると思いますが、本当に大事なんですよ!!
ということで「三行で撃つ」おすすめの一冊です
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一言日記
「三行で撃つ」を読んで書き手の意図を知ると改めて小説が読みたくなりました。
最近小説を読んでいなかったので、まずは夏目漱石あたりから攻めていこいうかなと思います