この間の世界戦は燃えましたね!
具志堅用高の防衛記録を塗り替える可能性が高かった寺地拳四朗
その拳四朗から見事チャンピオンベルトを奪取した矢吹正道
世界戦とは思えない会場のスケールは横に置いといて、両者の激闘は胸が熱くなりました。
時代をさかのぼって辰吉丈一郎とダニエル・サラゴサの世界戦も前々から気になっていたので観賞しました。
2階級制覇を狙う25歳のジョーが38歳の世界チャンピオンに挑んだ試合です。
両者は2度戦っていますが、チャンピオンの壁は厚くジョーは1度も勝利をつかむことはできませんでした。
熱いファイトをみせてくれた「矢吹」と「ジョー」。
この名前が見事にそろえば思い出すが「矢吹ジョー」
そうです、ボクシング漫画の「あしたのジョー」の主人公。
早速、本棚にある「あしたのジョー」を読み返し、漫画でも胸が熱くなったので熱くなった勢いでブログを書いてます。
この漫画の面白いところは
ジョーが自ら行動してチャンスをつかんでいるところです!
止まることを知らないマグロのように周りが八方ふさがりでどうしようもないと悩んでいても、
ジョーだけは解決策を考え抜き行動に移す。
それは時に想像もつかない方法で
SNSが発展した現代では格闘家同士がSNS上で挑発しあいファンを巻き込んで盛り上げ、それが大会関係者の目に留まり対戦が決定することがあります(RIZNで有名な朝倉未来選手と萩原選手など)。
SNSを使って自己プロデュースすることで注目を浴び、強い相手・大きな舞台・レギュラー参戦など叶うわけです。
まさにジョーはボクシングだけでなく自己プロデュースの天才でもあるわけです。
ジョーの時代は携帯がないから、直接会うという原始的な方法ですが……。
代表的なシーンが、過去の因縁からボクシング協会からジムのライセンスが降りずプロテストさえ受けられないジョーは
協会代表の大高会長のジムのホープ「ウルフ金串」の試合後の控室に向かう。
そこでウルフ金串を挑発し喧嘩を売るジョー。
(あしたのジョーから引用)
相打ちでホープの金串を無名の新人がノックアウトしてことで、騒ぎを聞いて駆け付けた報道陣に取り上げれ汚名をリングの上で返上したい大高会長は丹下のジムにライセンスを交付することに。
これでジョーはプロテストを受けれることになり、ゆくゆくは大手ジムのホープと戦う約束まで勝ち取ったわけです。
同じボクシング漫画の「はじめの一歩」の主人公の一歩はどちらかと言うと会長の指示を忠実に守り、納得いかないようなこともグッとこらえるタイプ。
どっちが良いか悪いかではなくて、半分フリーとして活動している身としてはジョーのように行動に移す姿勢に強く共感します。現状維持のままだとフリーは将来が危うくなってしまいますからね。
ぜひフリーランスで働く人や格闘技をしている人に読んでもらいたい漫画です。
活動するパワーをもらえる漫画です。
「あしたのジョー」のあらすじを知らない方のために、サクッと解説していきます
あしたのジョーのあらすじ
出会い
ドヤ街にたどり着いたジョーは公園で寝ていた元プロボクサーの丹下と出会う。
ジョーの喧嘩をみて,その才能に惚れ込みボクサーになるようにしつこく付きまとう丹下。
とある事件を巻き起こしたジョーは刑務所へ(主人公とは思えない事件を起こします)
ジョーと会えなくなった丹下は手紙でボクシングを教えることを思いつく
これが有名な「あしたのために その1 ジャブ」のくだり
(あしたのジョーから引用)
力石との遭遇
入ってすぐに刑務所からの脱出を試みるジョー(主人公らしからぬ破天荒さ)。
それを食い止めたのがプロボクサーの力石。この時力石もとある事件を起こし刑務所に。
2人のいざこざから刑務所の中でクラス対抗のボクシング大会が開催されることとなり、ジョーは力石に勝つためにボクシングを受刑者に教えるため特別顧問として採用された丹下と特訓する。
しかし、丹下は途中からジョーを見放し同大会に出所する臆病者の青山君に付きっきり。
ボクシングを教えてくれない丹下に苛立ちながら、練習するジョー。
はたしてジョーは力石に勝つことができるのか?
プロボクサーになる
刑務所を出所したジョーと力石。
大企業の白木グループがバックアップして最高の環境でトレーニングを積む力石。
一方ジョーは丹下が作ったおんぼろなジムでトレーニングを積む。
そんな状況でも、天才的なセンスで次々に勝利を重ねるジョー、
プロでの活躍を目にした力石は対戦を決意。
力石との死闘
階級が違う力石はジョーと戦うためフェザー級からバンダム級に体重を落とすため過酷な減量が始まる!
昔「トリビアの泉」で力石の過酷な減量の裏側を作者の千葉さんが解説してます。
どう考えても最初の設定のウェルター級からバンダム級は無理ですよ(笑)
ギリギリの状態でリミットの体を作り上げた力石の執念。
そんな男とジョーの試合が繰り広げる戦いが熱くならないわけありません!
激闘の末、無理な減量の影響もあり力石は亡くなります。
あまりにも凄すぎたキャラクターだったので死んだときに実際に葬式があげられるくらいの人気でした。
死の悲しみを乗り越える
ライバルを殺してしまったジョーはその後遺症に悩まされる。
(あしたのジョーから引用)
会長の丹下からも引退を宣言されるジョーだが、ボクシングでしか生きれれないジョーは社会からはみ出された人が集まるボクシング巡業団の1員として活動することを決意。
そこでも吹っ切れずにいたジョー
かつて力石をバックアップしていた白木ジム会長の葉子はジョーをリングに呼び戻すためにある仕掛けをかける。
その仕掛けに気が付いたジョーはプロ復帰を決意する。
2人の歯車が絡み合いジョーは再度プロのリングへ舞い戻る。
世界ランキング保持者のカルロス、
野生児ハリマオ
世界王者ホセ・メンドーサ
数々の強敵にジョーは勝てるのか!
ジョーが真っ白になるまで人生をかけて戦った激闘を、ぜひ漫画で!
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