「エイワスポーツジム」でムエタイを習い始めた
ボクシング&フィットネストレーナーのヨッシーです。
ムエタイと聞くと餓狼伝説のジョー東を思い出すのは私だけじゃないはず。
これまでも空手、MMA、ボクシングとやってきましたが今度はキックや肘・膝があり8肢で戦う格闘技と言われるムエタイです。
人が人と戦うために生み出された技術は奥が深くて面白い。
さて、
今回のブログは前回に引き続き、どの競技でも活用できるバイオメカニクスの基本シリーズです。
前回は出力の方向について書きました。
前回のブログで出てきたのが「ベクトル」
「ベクトル」は物理の用語で力の大きさと方向を表しています。
矢印で表されていることがあります。
この矢印の方向は前回紹介しましたが、力の大きさは矢印の長さで表されます。
方向がズレていると行きたい方向に上手く動けませんが、強く・速く動くにはやっぱり力の大きさも大切です。
いくら方向がよくても出力が弱ければ速く動くのは難しい(もちろんタイミングも大切)。
一流のアスリートの筋肉が発達しているのもそのためです。
ここでは武術などで使われている身体操作の話はいったん脇に置いて話をすすめていきます。
力の大きさ
前回のブログで作用反作用の法則について書いていきました。
壁を押したら壁から押した分の力が返ってくることはもう大丈夫ですね。
次は
第二の法則
運動方程式 F=ma
Fはフォース、つまり力!
mは質量、人でいうと体重(腕など各パーツにも当てはまります)。
aは加速度 単位時間での速度の変化を表してます。
「物体に外力を加えると、その力に比例して物体の加速度が変化する」
このaの加速度を得ることが肝になります。
加速度に必要なのはFなので純粋に力が必要となるわけです。
第一の法則「慣性の法則」でも分かる通り、外から力を加えないと物体はその状態であり続けます。
その力が大きいと物体は速く移動するという、とってもシンプルなこと言っているわけです。
また第二の法則の式から
P=F×t(時間)とすることができます。
これは床反力(F)と時間(t)が速度を決めるということです。
運動量を変化させるには物体に力を加える必要があり、このとき加える力が大きいほど運動量は大きく変化します。またこのときに力を加えている時間が長ければ長いほど運動量は大きく変化します。これを力積といいます。
2の力を5秒間出し続けて加速させるのと5の力を2秒間出し続けて加速させるのは同じ運動量の変化を産み出せるというわけです。
力と速度の割合は競技によって変わってきます。
競技の特徴を知ることで必要な能力が分かってきます。
「パワー獲得トレーニング」の中ではこんな風に分けられています。
Aタイプ(無負荷・最大速度)➡ボクシングのパンチ
Bタイプ(低負荷・高速度)➡ピッチング
Cタイプ(中負荷・中速度)➡ジャンプや方向転換
Dタイプ(中負荷・低速度)➡柔道の投げ
Eタイプ(最大負荷・静止)➡ラグビーのスクラム
打撃のみのボクシングであればより速度が求められます。
この一瞬にどれだけ大きな力を乗せられるのかが加速するポイントになります。
どんなトレーニングが有効か?
最近、アスリートが行っているウエイトトレーニングではVBTと言われるバーを動かす速度を基準にトレーニングするのが主流となっています。
重いバーベルをどれだけ加速させることができるのか。
素早く加速できるということは力の立ち上がりが早い事を指します。
同じ100の力を出せても、A選手は1秒で100を出せるの対してB選手は2秒かかるのであればA選手の方が有利になります。
これを「力の立ち上がりが早い」と表現したりします。
またバーをどれくらい加速させているのかが数字として見れるので、数字が落ちてきたら出力が落ちていることを表します。その数字を使って選手にあった強度や疲労度を見ていくわけです。
また瞬間的に力を出せるようにするには、
ジャンプなどのプライオメトリックス系のトレーニングが有効です。
色々とお世話になっているトレーナーの倉持さんが動画で解説してくれています。
最近跳んでいますか?
ジャンプしましょう。
アップやダウンで行うロープには腱を鍛える効果も期待できます。
過去の記事でも同じようなことを書いてます。
結局ベースとなる筋力は大切
身体を加速させるには力が必要。
力には立ち上がりの速さも必要になってきます。
それを支えるのは基礎筋力です。
なんだかんだ書いてきましたが、結局ここに戻ってきます。
基礎となる筋力がない事には出力が出せなかったり、加速させることも難しくなります。またジャンプのように衝撃が強いトレーニングに体が耐えられず怪我をする可能性が高くなります。
基礎筋力向上、出力のマックスを増やすために、怪我の予防にウエイトトレーニングは活用できます。
シンプルなウエイトトレーニングや競技で行う基礎体力トレーニングはやっぱり大事!!
そのあとに自分のしている競技はどんな力が必要なのか分析してみると面白くなりますよ。
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