いや~井上選手対タパレス選手の試合は最高でしたね。
井上選手のKOはもちろん、タパレス選手も奮闘に感動しました。
武居選手・セミの日本タイトルマッチ堤選手対穴口選手の試合もどれも圧巻でした。
拳しか使えない競技だからこその奥深さを堪能しました。
ということで、
このところボクシングの技術の事を書いていなかった反省から、
今回はボディブローを解説していきます。
打てたらカッコいいし、シャドーボクシングでボディを入れていたら一目置かれること間違いないパンチ。
以前ストレートボディの打ち方を紹介しました。
今回は前手の左ボディフックを解説していきます。
左ボディフック
ボクシングはベルトラインから上を狙っていいルール。
ついつい顔だけを打ちたくなりますが、ヘッドハンターになっていると相手のディフェンスも集中してきます。ボディにはダメージはもちろんボディを打って意識を散らせる効果があります。
左ボディの特徴として(オーソドックス)
・前手なので相手に近い方なので当てやすい。
・相手の肝臓(急所)を狙いやすい
・コンビネーションの流れに取り入れやすい
・相手のブロックより奥を狙える
などがあります。
基本の打ち方
①まずは前の足に体重を乗せる
自然の前足に体重を乗せると頭の位置が動きます。その場でいきなり打つと相手のパンチをもらいやすいので、打つ前に前足に体重を乗せ頭の位置をズラしながらボディを打つパワーを溜めます。
➁左の腰骨を相手にぶつけるように瞬間的に勢いよく伸ばします。
腰を前に出すと左肩もつられるように前に出るので、その流れのまま拳を相手のボディ向かって打ち込む
③肩・肘・手首のラインをある程度固定して1つのフレームとして相手に打ち込みます。
ここで固定することでパンチの衝撃が逃げないようにします。
顔面なら振りぬくように打ったりしますが、ボディの場合は突き刺すように打ちます。
突き刺さすためには物体が柔らかいとダメなので、フレームとして動かす。
拳の当てる場所
パンチの基本はナックル部分(握ったときに出来るごつごつした部分)です。
ボディフックだと最初は大きく回して打ちやすいので、手のひら(オープンブロー)で当ててしまうことが多いですが、ナックルで当てるクセをつけていきましょう。
選手によって打ち方は変わりますが、
井上尚弥選手が所属している大橋ジムの大橋会長は、薬指と小指側のナックルで当てるのがコツと。
村田選手と戦ったゴロフキン選手なんかは手のひらを下にして通常の顔を狙うフックの打ち方でボディも打ちます(もちろん全てのパンチではないですが)。この打ち方だとナックルが当てやすいので、よりピンポイントで効きます。
狙う場所
前手のボディフックで狙うのは肝臓がメインになります。
人の体は背骨から左右に肋骨が伸びて、正面の胸骨にくっついて胸郭という鳥かごのような形をつくっています。
しかし、全部が胸骨にくっついているかというと、第8~10は間接的に最後の第11と第12肋骨は途中で終わっており浮遊していています。
ここは骨で内臓が守られていない空間になるので、そこに強い衝撃を与えるとダメージつながりやすいです。
ボディアッパーとなれば肋骨の前面のキワを狙うのもポイントの1つです。
そしてどうしたら内臓に衝撃が伝わりやすいのかを解説しているのが
ドクターであり空手家でもある二重作さんの書籍です。
腹筋などは硬いものが触れると瞬時に反応してしまうので、柔らかく当ててから握りこむというもの。
るろうに剣心に出てくる「二重の極み」です。
なかなか難しいですが試してい観る価値は大いにあります。
実感としては指先で当てようとすると力みにくくなり、先端が走るので自分の体重を乗せやすいかなと感じます。
打つ時の注意点
・大きなモーションにならない
・ガードをあげる
・タイミング
・打ち終わりに気を抜かない
ボディを単発でいきなり打って当てるのは至難の業。
試合時にうまく当てる選手もいますが、打つ前の駆け引きが上手いのでただ打っているように見えますが打つタイミングをとっています。
また単発だと力んで大きなモーションになりやすいので、最初はコンビネーションで打つ練習をしていくのをお勧めします。
また打っている方と反対のガードが下がりやすいので、相手のパンチを極力もらわないようにガードをあげておきましょう。
以前世界チャンピオンを育てた野木トレーナーのボクシング講座でもこの点を説明されていました。
野木さんの「ターゲットに拳の目を向ける」というキューイングはめちゃめちゃ分かりやすく、大きなモーションにならないのでおススメです!!
ぜひ試してみてください!!
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ボクトレ教室
一言日記
「怪物に出会った日~井上尚弥と戦うということ」読み終わりました。
対戦相手だからこそ語れる井上尚弥の強さ。
端から見ただけでは分からない対峙したものだけが感じられるものがある。
帯にある「その拳は絶望の味がした」というフレーズが頭から離れない。
おススメの一冊。