水曜日にクラス担当している蒼天塾あざみ野道場の会員さんから
「ボクシングのステップについて検索したら井上さんのブログが出てきましたよ」
と何気にキーワードによってはグーグル検索トップの座にいることを教えてもらいました。
ブログを書きつづけたかいがあります。
継続は力なり
さて、
そんな向上心にあふれた会員さんの質問は
「前後にステップをしているとふくらはぎがパンパンに張るんですけどいいんですか?」
というものでした。
私も現役の時はミドル級でも軽量級と同じように出入りを徹底的に鍛えられたので、ふくらはぎがパンパンになることが多かったです。その時は「ふくらはぎが張っているのは体を前に押し出している証だ」と自分自身を納得させていました。
なにせ中学時代に陸上部で「母指球で押せ」と言われて育ってきたから、勘違いするのも無理ないです。
母指球は③の場所です。
今なら分かります。
ふくらはぎがパンパンになるのは足首の力を過度に使いすぎているからだと。
(もちろん基礎的な筋力がないといけませんが)
ふくらはぎがパンパンに張っているのを
「パン、パ、パン」と喜んじゃいけません。
足首の小さな力ではなく大きな筋肉がついている股関節を使える方が効率的ですよね。
アスリートが足首でなくお尻周りを中心に鍛えるのはそのためです。
足首にはアキレス腱という長い腱が備わっています。この腱のバネを使うためには足首がある程度固定されている必要があるんです。
もくじ
ステップで足首を過度に使うと
前にステップインするときに、後ろ足のつま先で床を押すと「グッ」と前に進めるイメージありますよね?
漫画やアニメでもよく見かけるシーンです。
「力いれてる」感じがして力強く素早く動けている感覚に陥りやすい落とし穴が待ってます。
もののけ姫を作成するときに流鏑馬(やぶさめ)のシーンを書くために宮崎駿監督が古武術家の甲野さんにお願いして動いてもらったら「全く参考にならない」と言われたエピソードがあります。
それは甲野さんが力みがなく動いてしまうため、アニメには不向きだったそう。
アニメと違い実際の戦いでは動作は力みなく楽に早く動けるかがポイントになってきます。
そもそも
ねん挫しやすい不安定な足首で最大の力を出そうとするのは無理がありますよね。
股関節は骨が深く組み合わさっている関節なので安定感が足首とまるで違います。
安定しているということは大きな力を出せるということです。
さらに足首を過度に使うデメリットとして回転力が生まれてしまうということ。
細かい上下ジャンプを繰り返してみてください。
足首を使っているとスピードは遅くなり、体が真っ直ぐに上がらずに反りかえってしまいます。
逆に足首を固定して跳んでいる方が体が真っ直ぐに楽に繰り返し跳べるはずです。
本来なら真っ直ぐになっているほうが力が上手く伝わるのですが、足首を過度に使うと前に回転力を産み出してしまいます。それに対抗するために体を反って真っ直ぐに保とうとしてしまいます。
ステップする時に状態が上に伸びてしまう場合は足首を過度に使っている可能性が高いです。
これでは10の力を出していても前に進む力が7とかになり、余計な体力を使ってしまいます。
こちらのブログも参考に
足首のバネを使うために
ここまでで分かるように足首のバネというのは、足首を曲げる伸ばすの運動ではないんということ。
踵側にあるアキレス腱をつかうことが「バネを使う」の正体です。
また足首が固定されていることでアキレス腱の伸張反射をつかうことができます。
筋・腱は急に伸ばされると縮まろうとします、
この力はかなり強く、爆発的に動くために必要です。
この反射を使って爆発力をあげるトレーニングに下の図のようなものがあります。
台から降りて着地した瞬間に素早くジャンプ。
アスリートのトレーニング風景で見たことがあるかもしれませんね。
こちらの書籍は分かりやすくお勧めです。
この反射を使うためには、足首は軽く固定されているのが条件です。
足首が固定されていないとショックを吸収してしまい、腱が伸ばされる力がなくなってしまいます。(空気の抜けたボールを高いところから落としても弾まないのと同じです)。
足裏全体で床を押してジャンプして足裏全体で着地するように軽く足首を固定し、小ジャンプを繰り返してみます。
この時地面との接地時間はなるべく短くなるように意識します。
両足が慣れてきたら1回1回交互に足を変えて跳びます。
次に同じよう要領で左右にジャンプをします。
だんだん接地時間を短くして、細かいジャンプにしていきましょう。
この時の注意点
・膝がつま先より前に出ないこと(股関節が使えていない)
・腰が丸まったり、反りすぎたりしないように腹圧を抜かない
・左右の着地の際に小指側に体重が流れないこと
※腹圧については
「特別な器具は不要!!身体の秘めた力を使うために必要なこと」
足首を固定する感覚が出てきた状態で縄跳びをしてみよう!
今度はつま先立ちで、足首を固定して着地の際も固定しつづけます。
床からの反力をもられるので楽に跳べるはずです。
縄跳びはただ体を温めるだけの練習じゃない。
縄跳びも
両足から片足➡横跳びのような感じで跳んでいき、最後は前後に足を開いた状態で交互に片足で跳びます。
この感覚でステップを踏めるようになると
ふくらはぎが過度に使われるのを防ぎ、「パンパン」になるのを抑えてくれます(もちろん疲れますが)
少しずつ繰り返して華麗なステップができるように頑張っていきましょう!!
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